つややかでダメージの少ない髪の毛は、世の女性たちにとっての憧れです。定期的に人気のヘアサロンでケアをしたり、シャンプー後にヘアトリートメントやコンディショナー、リンスを使用したりしている方も多いでしょう。美髪を目指すのであれば、違いを知って髪の状態に合わせたケアを行う事をおすすめします。

リンスには、髪の状態をアルカリ性から中性に戻す役割があります。その昔、アルカリ性のシャンプーが主流だった時代はシャンプー後の髪を放置しておくとキシみやパサつきが発生してしまいました。静電気も発生しやすくなるため、酸性の水溶液であるリンスを使って対策を行っていたのです。リンスを使った場合、髪の表面に油分を与える事ができますが、その作用は内部ダメージにまでは及びません。

表面に皮膜を作って水分の蒸発対策を行えますが、こちらも表面だけに作用するものであり、内部ダメージを修復させる事はできません。リンスとよく似た働きがありますが、リンスよりも、やや保護力が強いようです。

トリートメントには、リンスやコンディショナーにはない働きがあります。髪の毛の内側まで栄養分を届けてくれるため、ダメージヘアでお悩みの方にピッタリです。トリートメントはスキンケア商品でいう、美容液のような役割を果たしています。
洗い流すタイプと洗い流さないタイプの2つに大分され、前者の場合は、シャンプー後に毛先を中心に使用し、後者の場合はドライヤーでブローする前に、保護剤として使用します。頭皮ケアを目的としたタイプや、カラーリングヘア用、ダメージヘア用など、様々な種類がありますので目的に合わせて使い分けましょう。